
一般内科
一般内科
お子様からご高齢の方までを対象に、急な身体の不調や急性疾患(発熱、頭痛、咳、のどの痛み、腹痛、吐き気、嘔吐、下痢、便秘、めまい、動悸、息切れ)の診療から、慢性疾患(高血圧、糖尿病、脂質異常、アレルギーなど)の継続的な治療とコントロールまで、一般的な内科診療を行っております。
当院では、幅広い病気の診療を行いますが、症状が重篤で専門的な医療が必要な場合は、当院と連携する大学病院・基幹病院をご紹介し、患者様が適切な治療を受けられるよう対応いたします。
皆様のホームドクターとして、幅広い疾患の治療や健康管理のアドバイスなども行いますので、お気軽にご相談ください。
ダニやハウスダストなどが原因となる通年性アレルギーは季節に関係なくみられるのに対し、花粉症は、季節性アレルギーとも呼ばれています。スギやヒノキなどの花粉がアレルゲン(抗原)となって、目のかゆみ・異物感・充血、涙、立て続けのくしゃみ、鼻水、鼻づまりなど、アレルギー性鼻炎・アレルギー性結膜炎の症状を引き起こします。
春先はスギ、ヒノキ花粉、夏はイネ科、秋はブタクサなど、季節によって花粉の種類が異なりますが、複数の花粉にアレルギーがみられる方も少なくありません。また、近年は発症が低年齢化しており、小さいお子さんにもよくみられるようになっています。アレルギー性鼻炎があると鼻が詰まって口呼吸になり、風邪もひきやすくなります。鼻炎を放っておくと副鼻腔炎(蓄のう症)や喘息の原因になることもあるため、花粉症はしっかりと治療して症状を抑えることが大切です。
当院では不特定のアレルゲンへの反応の程度を調べる非特異的IgE検査を行っております。
36項目を検査するMAST36、48項目を検査するMAST48mixなどがあります。
薬物療法
薬物療法では鼻水を抑える抗ヒスタミン薬などの抗アレルギー薬の内服や、点鼻薬、点眼薬等の薬剤を局所に投与する方法が用いられます。またアレルギー症状を楽にする漢方薬もあり、抗アレルギー薬と併用することも可能です。
アレルゲン免疫療法
減感作療法とも呼ばれています。原因となるアレルゲンを低濃度から体内に取り込み、徐々に濃度を高めていき慣れさせることで症状を緩和していく治療法です。アレルギー体質の改善を促す根本的治療として近年注目されています。皮下注射で行う方法と舌下にアレルゲン(舌下錠)を投与する舌下免疫療法があり、皮下注射は花粉、ダニ、カビなど、舌下錠は日本ではスギ花粉(シダキュア®)とダニ(ミティキュア®)が保険適用になっています。治療期間が3~5年と根気のいる治療ですが、薬物療法で副作用が出るために治療が継続できない方や、薬物療法だけでは症状が抑えられない方にも、この免疫療法が考慮されます。
スギ花粉症の場合、スギ花粉の飛散時期はアレルゲンに対する体の反応性が過敏になっているため、新たに治療をはじめることはできません。6月~11月に開始するのが一般的です。一方、ダニアレルギー性鼻炎の場合は、時期に関わらず治療をはじめることができます。
スギ花粉とダニの両方に対してアレルギーがある方は、治療は並行して可能ですが、同時に開始することはできません。まず、どちらかを開始して、症状が安定してからもう一方の治療を開始します。いずれの場合におきましても、適切な開始時期を提案させていただきます。
気管支喘息は常に気道(気管支)に炎症が起きており、刺激が加わった時に気道がさらに細くなり、呼吸困難、咳、ゼーゼー・ヒューヒューという呼吸といった症状が発作性に発生する病気です。原因は遺伝、ダニ、ハウスダストなどアレルギー、たばこ、酒など様々です。
検査は経皮的動脈血酸素飽和度の測定、血液検査、胸部レントゲン検査があります。
治療は症状に合わせて気管支を広げる内服やテープ、吸入薬、抗アレルギーの内服を処方します。ステロイドの内服が必要な場合もあります。
かゆみのある湿疹が良くなったり悪くなったりを繰り返す病気です。原因は遺伝、アレルギー、ダニ、ホコリなどのハウスダスト、ストレス、食べ物など様々です。喘息やアレルギー体質の方に多いです。
症状は強いかゆみ、乾燥、皮膚がむける、赤みがある湿疹が身体の左右の同じような場所にあらわれます。
かゆみが起きる⇨かきむしる⇨湿疹が悪化する⇨さらにかゆみが強くなるという悪循環になるため改善できるように対策します。日常生活では清潔としっかり保湿をするスキンケアを行います。ハウスダストやダニなど刺激を減らせるように生活環境も整えましょう。
治療は基本的に外用薬、内服薬で行います。飲み薬を処方します。改善がみられない方には皮下注射による治療も考慮します。
皮膚の一部が突然くっきりと赤みを帯びて盛り上がり、しばらくすると跡形もなくかゆみと皮疹が消えるという特徴があります。そのため夜中に蕁麻疹が出てとてもつらかったのに、翌日、医療機関で診察を受けるときには、跡形もなく消えてしまっていることも少なくありません。数十分から数時間で消失するタイプの蕁麻疹が一番多く、6週間以内におさまるものを急性蕁麻疹、それ以上続くものを慢性蕁麻疹と呼びます。
「生活習慣病」とは、過食や偏食、運動不足、嗜好品(お酒・タバコなど)の摂取過多といった生活習慣が主な原因となって起こる慢性疾患のことをさします。
代表的な疾患としては、糖尿病、高血圧症、脂質異常症、高尿酸血症(痛風)などがあります。生活習慣病は、放っておくと徐々に進行してしまいます。進行すると、脳や心臓、腎臓の重い病気になる可能性が高まります。
ご高齢になると、加齢による身体の変化もあり、生活習慣病が進行しやすくなってしまいます。若い頃からの持病がある場合は、年齢を重ねるにつれてだんだんとコントロールが難しくなります。いくつもの病気を抱える場合も多く、一つの病気の治療に専念できなくなることもあります。
生活習慣病の進行を抑えられよう、普段の生活をコントロールし、適切な治療を継続的に受けていくことが重要となります。
高齢になるほど、血圧は上昇する傾向にあります。例えば、40歳代では高血圧になる方が約4割であるのに対して、70歳代では約7割に増加します。
ご高齢の方の高血圧症には、「最高血圧が高くなりやすい」「血圧が高い割に脳の血流量が少ない」「温度差などの影響で、脳卒中や心臓病を起こしやすい」など、若年層の高血圧とは異なる特徴があります。
そのため、治療せず放置してしまったり、生活の中で注意すべきことを知らずに過ごしてしまったりすると、脳卒中や心筋梗塞などの重大な病気につながることが多くあります。
高血圧症の方は、生活習慣の改善や治療・服薬により高血圧の進行をゆるやかにするとともに、過度な血圧の低下を防ぐなど、医師・看護師に相談のうえ、日常生活で注意すべき事項を知ることが重要です。
脂質異常症とは、血液中の脂質(脂肪分)の値が、一定の基準値以上となっている状態をさします。血液中の脂質には、コレステロールと中性脂肪があり、コレステロールはLDL(悪玉)コレステロールとHDL(善玉)コレステロールに分けることができます。
脂質異常症は、LDLコレステロールや中性脂肪の値が高くなることによって、血管が硬くなって弾力性が失われる動脈硬化の原因となり、心筋梗塞や脳梗塞を発症する危険性が高くなってしまいます。
脂質異常症の中でも、特に注意が必要なのは、LDLコレステロールの値です。LDLコレステロールは動脈硬化・脳梗塞の発症と強い関連性があるとされています。動脈硬化・脳梗塞は、動脈や脳の血管の内側に脂質と繊維状の成分が結合することで血管が固くなり、徐々に弾力性が失われることによって起こります。
脂質異常症の方には、生活習慣を改善するためのサポートを行うとともに、LDLコレステロールや中性脂肪の値を下げる薬の処方などで、治療を行っていきます。
加齢とともに、糖の代謝が低下していくため、糖尿病のリスクは上昇します。65歳以上の高齢者は5人に1人が糖尿病または糖尿病予備軍との統計もあります。
加齢に伴う糖代謝の低下は、すい臓機能低下によるインスリン分泌の低下や、活動量の減少や肥満に伴う筋肉量の減少などによるものとされています。
年齢を重ねると腎臓や肝臓の働きが低下してきますので、高齢の方の糖尿病の場合、低血糖によって腎不全を併発したり、認知機能の低下につながるリスクも増えます。またご高齢になると、動悸やふるえ、冷汗、など低血糖の自覚症状に気が付きにくくなるなどの弊害があります。
ご高齢で、すでに糖尿病を発症している方には、患者様・ご家族介護者・医師が連携して、住環境、介護体制、生活習慣の改善など、個々に合わせた方法を考え、実行していくことが重要です。
狭心症とは、動脈硬化などにより心臓を栄養する冠動脈の血管が狭くなり、血液の流れが低下し、心臓の筋肉(心筋)への栄養や酸素の供給が不足することで起こる病気です。冠動脈の血管が塞がれることで、心筋が酸素不足によって壊死すると、心筋梗塞になります。
狭心症・心筋梗塞ともに、胸の痛みや圧痛感といった症状がでますが、狭心症では15分程度と一時的なのに対して、心筋梗塞になると30分以上継続し、安静にしていても、ニトログリセリンを服用するなどしても、症状が治まらず、緊急の対応が必要な疾患です。
高血圧症・糖尿病・脂質異常症が動脈硬化を引き起こし、狭心症・心筋梗塞のリスクが高まります。生活習慣の改善や、これらの病気の適切な治療により、狭心症の発症や、心筋梗塞への進行を防いでいくことが大切です。
ご高齢の方は、何かひとつの病気だけで体調が悪くなるということは実は少なく、「いろいろな臓器の加齢性変化」や「生活習慣病やその合併症」そして「認知症や不眠」など複数の病気や問題を抱えていることが多いことが特徴です。
そのような複数の病気や問題をかかえている場合に、病気の診断や治療のみを目的に治療を行っても、その後の「生活の質」が必ずしも良くなるとは限りません。
当院の老年内科では、1つの病気のみではなく、複数の病気や身体の問題点を総合的に診察しながら、ご高齢の方の病気の特徴を理解したうえで、病気の予防・治療はもちろん、ご家族の介護まで総合的にサポートいたします。
睡眠時無呼吸症候群は、寝ている間に繰り返し呼吸が止まる疾患です。睡眠中に10秒以上呼吸が停止することを睡眠時無呼吸といい、呼吸が浅くなることを低呼吸といいます。無呼吸や低呼吸が1時間当たり5回以上発生し、後述のような症状が出る状態を睡眠時無呼吸症候群といいます。睡眠時無呼吸症候群になると、睡眠が浅くなってしまい、日中に強い眠気や倦怠感を感じるようになります。そして、集中力や記憶力の低下、居眠りなどから、日常生活や仕事に支障をきたすこともあります。
また、呼吸が停止すると、その度に体は低酸素状態になります。繰り返される低酸素状態は体にとって大きなストレスとなり、心臓をはじめとして体全体にとって重い負担となります。実際に、睡眠時無呼吸症候群は、高血圧症や心臓病、不整脈、脳卒中の可能性を高め、放置していると死亡リスクが高くなることが知られています。
当院では、睡眠時無呼吸症候群の検査と、必要な場合には専用の機器を用いた治療を行います。眠気の症状の改善を通して日常生活の質を向上させるとともに、合併症発症の抑制にもつながります。
咳のある方、咽頭痛、下痢・腹痛など風邪症状のある方、発熱のある方、1週間以内に発熱があった方はマスクの着用をお願いいたします。
当院では風邪症状をはじめ、ご高齢の方や基礎疾患をお持ちの方も多数いらっしゃいます。患者様、ご家族さまを感染から守るために、院内でのマスク着用にご協力をお願いいたします。
インフルエンザ・新型コロナウイルスの抗原検査、胸部レントゲン、血液検査、尿検査など、診察を行い必要に応じて検査いたします。症状のある方は気軽にご相談ください。
熱がなく、せき、咽頭痛、鼻汁などの症状だけでも診察可能です。
診察可能です。
直接来院されても診察可能ですが、予約状況によっては少しお待ちいただく場合もあります。
近隣店舗又は院内でマスクをご購入いただいております。マスク着用後診察可能です。
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